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雪が積もるほど寒い冬の季節に新築工事を着工しても良いのかとお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
冬に新築工事を着工することにはデメリットもありますが、実は大きなメリットもあります。
そこで今回は、冬に新築工事を着工するメリットとデメリットについてご紹介します。

 

 

□冬に新築工事を着工するメリット!

 

1.木材が乾燥しやすい

 

冬は夏と比較すると湿度が低いため、木材が乾燥しやすいです。
木材が十分に乾燥していない状態で家を建ててしまうと、完成後に水分が抜けることによって、狂いが生じやすくなってしまいます。
その点、冬であれば木材が乾燥していない状態で家を建てることが少ないため、狂いが生じにくくなるといったメリットがあります。

また、木材は乾燥することで細胞内の結びつきが強くなり、木材の強度も増すため、狂いが生じにくくなるとともに強度が十分な木材を使用できます。

 

2.接合部の締まりが良くなる

 

特に雪が大量に降る地域であれば、その雪の重さで建材と建材をしっかりと接合できます。
夏は、屋根に雪の重さがかかっていない状態で建具が取り付けられるため、冬に雪が屋根に積もると雪の重さで建具の建て付けが悪くなる場合もあるので、注意が必要です。

冬であればこのような心配をしなくて済む点は大きなメリットですね。

 

□冬に新築工事を着工するデメリット!

 

ここまでは冬に新築工事を着工するメリットをお伝えしましたが、やはりデメリットも存在します。

 

1.基礎コンクリートの凍害

 

コンクリートの中の水分が凍ることによって、膨張や穴が開くこと、破損してしまうことがあります。
基礎コンクリートの凍害被害は対策しなければ、非常に大きな影響を受けてしまうことも。
そのため、建築会社はコンクリートの濃度を上げたり、除雪をしたり、凍らないようにヒーターで温度管理をしたりします。

この対策がしっかりされていると、真冬であっても強度が急激に落ちることはありません。

 

2.費用が高くなりがち

 

夏の施工ならば基礎コンクリートの凍害対策は必要なく、その対策にお金もかかりません。

しかし、冬であれば上記で紹介した対策をするための費用や、早く暗くなってしまうことにより工事期間が長くなってしまう可能性があります。

 

 

□まとめ

 

今回は、冬に新築工事を着工するメリットとデメリットについて紹介しました。
冬に新築工事を着工する場合には、基礎コンクリートの凍害や費用が多くかかることがありますが、木材が乾燥しやすく、また接合部の締まりが良くなるといった大きなメリットもあります。
これらを考慮して、新築工事を着工する季節を選んでみてはいかがでしょうか。

 

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