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住宅ローンを組むことを検討している方は、「ペアローン」という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
特に共働き世帯の方の利用が増えているペアローンについて、この記事を読んで理解が深まりましたら幸いです。

 

 

□住宅ローンのペアローンのメリットについて解説します!

 

ペアローンの最も大きいメリットは、借り入れ可能金額を増やせることです。
ペアローンでは、それぞれが持ち分割合に応じてローンを組むため単独で組むよりもトータルの借入金額が増加し、購入できる物件の幅が広がります
例えば、一人で3,000万円のローンを組むのが難しい場合でも、夫婦でそれぞれ1,500万円ずつのローンを組むことで、高額物件を手に入れられる可能性があります。

次のメリットは、住宅ローン控除が二人分適用されることです。
住宅ローン控除とは、住宅ローンを組んで住宅の新築・取得などをした場合に、年末の住宅ローン残高の0.7パーセントが所得税及び一部住民税から最大13年間控除される制度です。
ペアローンでは夫婦がそれぞれで別々に住宅ローンを組むため、住宅ローン控除もそれぞれに適用されます。

 

□住宅ローンのペアローンのデメリットを解説!

 

デメリットの1つ目は、団体信用生命保険が適用されるのが夫婦それぞれの支払い分のみになることです。
夫婦二人で団体信用保険に加入できることは、メリットとしてとらえることもできます。
しかし、例えば旦那さんがなくなってしまった場合、旦那さんの借り入れ分は団体信用生命保険により支払いがなくなるものの、奥さんの契約分はそのまま残るため一人で返済する必要があることを理解しておきましょう。

次のデメリットは、住宅ローンの借り換えが難しくなることです。
借り入れ額を増やしたいことを理由に、夫婦でペアローンを組んだ際、奥さんが出産を機に仕事を退職された場合などに借り入れが難しくなります。
ペアローンは住宅ローンを申請する二人ともが審査に通る必要があるため、どちらかが転職直後であったり、収入が下がったりしている場合には注意が必要です。

最後のデメリットは、夫婦でペアローンを利用して離婚した場合、トラブルの原因になりやすいことです。
契約するときに離婚の想定しておくことは考えにくいですが、数百万円から場合によっては数千万円レベルの金額の問題になるので、経済面のみではなく家族・親族関係や仕事の安定性なども考慮して利用することをおすすめします。

 

 

□まとめ

 

家を買うことを目的とした場合に借入金額を増やせるため、ペアローンは強い味方になります。
しかし、当然ながらペアローンにもデメリットは存在するため、各種ローンについての知識をしっかりと蓄えたうえで検討すると失敗を防げるでしょう。

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