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「家の中に、少しだけ落ち着ける場所がほしい」。そんな希望から、ヌックを間取りに取り入れる家が増えています。

ただ、ヌックは大きな部屋をつくるためのものではありません。どこに配置するか、どのくらいの広さにするか、周囲とどうつなげるかで使い勝手が変わります。

今回は、ヌックの間取りと広さ、そして家づくりでの作り方を、アトリエ アンデパール一級建築士事務所の設計事例も交えながら考えてみます。

 


 

ヌックは「広さ」よりも、居場所のつくり方が大切

 

ヌックとは、家の一角につくる小さなこもり空間のことです。

読書をしたり、子どもが遊んだり、少し横になったり。家族と同じ空間にいながら、少しだけ距離を取れる場所として使えます。

そのため、ヌックを考えるときは「何畳必要か」だけで決めないことがポイントです。

リビングの一角に設けるのか、窓の近くにつくるのか。段差や壁、天井の高さなどをどう組み合わせるのか。

同じ面積でも、周囲とのつながり方によって感じ方は変わります。

 

 

ヌックの広さは、使い方から逆算する

 

ヌックの広さに決まった正解があるわけではありません。

一人で読書する場所なのか、子どもが遊ぶ場所なのか、家族で並んで過ごす場所なのか。まず「そこで何をするか」を考えます。

例えば、座って過ごすだけなら大きな面積は必要ありません。一方で、横になったり、子どもと一緒に使ったりするなら、必要な寸法も変わります。

また、家具を置くのか、造作のベンチにするのかでも必要な広さは変わります。

つまり、ヌックは「何畳にするか」から考えるより、「誰が、どんな姿勢で、どう使うか」から考えるほうが間取りに落とし込みやすい空間です。

 

 

リビングの一角につくると、家族との距離感を調整できる

 

ヌックの作り方として考えやすいのが、LDKの一角に居場所をつくる方法です。

リビングと完全に分離するのではなく、視線や音はゆるやかにつながるようにします。

すると、家族がリビングで過ごしている横で、読書や作業をするといった使い方ができます。

「一人になりたいけれど、家族から離れたいわけではない」。そんな暮らし方に合わせやすいのが、ヌックの面白さです。

アトリエ アンデパールでは、設計において「空間的な広がりや光の採り入れ方、風の抜き方」を考え、心地よい室内空間をつくることを掲げています。

 

 

窓や光との関係で、ヌックの印象は変わる

 

ヌックをつくるなら、配置だけでなく光の入り方も考えたいところです。

窓の近くに設ければ、外の景色を感じながら過ごせる場所になります。

一方で、壁に囲まれた場所なら、落ち着きやこもり感をつくりやすくなります。

大切なのは、単に小さな空間を付け足すことではありません。

光、視線、天井の高さ、隣接する場所との関係まで含めて考えることで、限られた面積の中にも「ここにいたくなる場所」をつくれます。

 

 

実際の施工事例にも「ヌックのある家」があります

 

アトリエ アンデパールの施工事例には、「インナーテラスとヌックのある家」があります。

この住まいは、延床面積115.51㎡(34.94坪)、4LDK+インナーテラスとして紹介されています。

ヌックだけを独立した部屋として考えるのではなく、住まい全体の間取りの中で居場所をつくる考え方を見ることができます。

ヌックを検討するときは、単体のデザインだけを見るのではなく、LDKやインナーテラス、窓などとのつながりまで確認してみると参考になります。

 

▼施工事例を見る

 

 

ヌックをつくるときに考えたい4つのこと

ヌックの間取りを考えるときは、次の4点を整理すると計画しやすくなります。

・誰が使う場所なのか

・座る、寝転ぶ、遊ぶなど何をするのか

・リビングなど周囲の空間とどうつなげるのか

・光や視線をどのように取り込むのか

 

これらを決めてから広さを考えると、必要以上に大きなスペースを確保する必要がなくなる場合もあります。

限られた床面積だからこそ、何となく空間を余らせるのではなく、暮らし方に合わせて役割を持たせることが大切です。

 


 

まとめ|ヌックは「小さな部屋」ではなく「暮らしの居場所」

ヌックの間取りを考えるとき、広さだけを先に決める必要はありません。

誰が使うのか、どんな時間を過ごすのか、周囲とどのようにつながるのかを考えることで、その家に合った大きさが見えてきます。

そして、光や視線、天井の高さまで含めて計画すれば、コンパクトなスペースでも暮らしの中で存在感のある場所になります。

アトリエ アンデパールが大切にしているのは、「高性能で美しい家」と「心地よい室内空間」です。

ヌックも単独で考えるのではなく、家全体の空間構成の中で考えることで、より自分たちらしい居場所になっていきます。

「自分たちの家なら、どこにヌックをつくれるだろう」と思った方は、間取りのご相談から始めてみてください。

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